◇ブラインド・ウォーク
6月9日の夜に、私が主催している「心眼塾」をインターネットのオンラインツール・Zoomで行いました。
元々はメンバーがリアルに集まり塾をしていたのですが、コロナの影響で5月からはZ
oomでやっています。
9日はオンライン塾としては3回目でした。
「心眼塾」では皆さんに「アイマスク」をしてもらうのが特徴です。
人の視線が気にならない、余計な情報が入って来ないから集中して考えられる、メモ
が取れないからしっかり聴こうとする、聞いてくれる人の表情など様子が分からない
ので、キチンと伝えるためにはっきりと喋るようになるなど、心と心の触れ合いにな
り、お互いの関係が深まります。
初めて出会った人達が、たった6回の塾の時間ですが心を開き、信頼し、理解し合う
ことで、終わる時にはとても温かい素晴らしい仲間の関係が出来上がります。
今回のメンバーの皆さんも、本当に素敵な関係を築いておられます。
障害を理解するためのゲームで「ブラインドウォーク」というのがあります。
二人一組みで一人はアイマスクをして「見てはいけない」、もう一人は口をつぐんで
「喋ってはいけない」というルールで、その二人が手をつないで目的地まで行くとい
うものです。
私もずっと昔、まだ目が見えていた時に体験したのですが、最初はすごく怖くて腰が
引けたのをよく覚えています。
その体験で感じたのは、先ずはパートナーを信頼し、身と心を任せて寄り添うという
ことでした。
今、喋れない盲導犬・ミッケルと、見えない私が信頼し合って仲良く歩いています。
ミッケルが無言で曲がり角を止まって教えてくれ、私が「グゥードっ!」と頭を撫で
ながら楽しく歩いています。にこっ!
※写真は里山を散歩するミッケルと私です。
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