◇小さな、小さな成長物語・1
盲導犬「ミッケル」が私のところに来て、2ヶ月が過ぎました。
お互い手探りの2ヶ月でした。
ミッケル、充実の2ヶ月だったねぇ。
私とミッケルの日課の一つに「ブラッシング」があります。
「ミッケルっ♪、ブラッシングするよっ!」と言うと、嬉しそうに所定の場所に着いてくれます。
歯磨きの後、お湯で身体を拭き、頭から、前足、胴体、後ろ足へとブラシを掛けていきます。
最初の頃は後ろ側をやる時、私が後ろに回ってブラッシングをしていました。
ある時、「はいっ、今度はこっち」とおしりをポンっとしたら、クルッと後ろ向きになり、身体の後ろを私に向けてくれました。
思わず「グゥッドォー、いいねぇ、助かるわぁ」と褒めてやると、ミッケルはとても嬉しそうに喜びました。
それからというもの、毎日「はいっ、後ろっ!」と言うと、嬉しそうに後ろを向いてくれます。
私もそれが妙に嬉しくて、「グゥッドォー、いいねぇ、助かるわぁ」と、褒めてやります。
毎日、毎日この2ヶ月間、同じことの繰り返しでした。
でも、少しずつ変化しています。
毎日、毎日「こうしたら、もっと良くなるかな…」と、ミッケルと一緒に工夫しながらやっています。
コロナ問題で、緊急事態宣言から2週間とちょっと。
今の自粛生活でも、どうせなら
「昨日の私よりもちょっとでも成長した私になりたいなぁ」
と考えています。
「どんなことでも、何でも工夫すれば、成長出来るっ」
を信じて、やっていきます。
しかし、こんな規則正しい生活は、これまでの63年間で初めての経験です。
ミッケルと、自粛のお陰です。
にこっ! 亀ちゃん
※ミッケルは、花がとても好きみたいです。
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