◇チャラーンと響く シエルとの物語
先月のブログで「書名は未定ですが…」とお伝えしましたが、ついに本のタイトルが決まりましたのでご報告します。
今度の本のタイトルは
『盲導犬シエルと歩いた幸せの道』
~左手にハーネス、右手に夢。2歳と62歳、2人暮らし始めました。~
11月9日の「出版記念講演会」で先行販売を行い、 全国の書店とアマゾンでは11月11日から発売予定です。
シエルが10歳で盲導犬を引退し、新しいご家族のもとへ行く時、私はこの本をシエルに贈るつもりです。 シエルがどんなに賢く、どれほど頑張ってくれたか。 そして、どんなに可愛くて、たくさんの方に愛されながら歩んできたか。 そのすべてをこの本で伝えたいと思っています。
11月9日の出版記念講演会でも、その想いをお話しする予定です。
もう一つ、講演会でぜひお伝えしたいことがあります。
それは「アイマスク」の体験についてです。
かつて、ディズニーランドにまつわるこんな話を耳にしました。
エントランスをくぐる時、上から「チャラーン」と澄んだ音が響き、ゲスト一人ひとりに魔法がかかる。 そして、楽しい一日を終えて出口を通る時、再び「チャラーン」と鳴って、その魔法がやさしく解ける――。
「いいなぁ」と、私はその話に心を奪われました。
何だかよく分かる気がしたのです。
最近の私の講演会では、皆さんにアイマスクを着けてお話を聞いていただいています。 これは我慢や苦労を体験するものではなく、着けるも外すも自由です。
体験された方からは、こんな感想をいただきました。
・集中できて、心に深く響いた
・周りを気にせず、自分の内側と向き合えた
・言葉の奥にある想いを感じ取れた
・「聞く」から「感じる」へと変わった
・目を使わないことで、心の目が開いた気がした
どれも「やってみて良かった」という声ばかりで、私も本当にうれしく思っています。
ディズニーランドの「チャラーン♪」のように、アイマスクを着けることで皆さんに魔法がかかり、別世界を体験していただく――。
それが私の願いです。
そして、シエルと私にとっても、この本『盲導犬シエルと歩いた幸せの道』は、これから先も手に取るたびに魔法がかかり、幸せな時間が蘇る一冊になることでしょう。
どうかあなたの心にも、この本が小さな魔法の風を届けられますように。
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