◇挑戦が自信に変わる瞬間
去年の6月から始めたウクレレの路上ライブを、今月18日の"クリスマスソングライブ"をもって終了しました。まず、これまで応援してくださった皆様に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
ライブを始めたとき、このブログにも書いたように、私の目標は"ウクレレで弾いて歌える曲を100曲覚える"ことでした。ある講演会でオープニングにウクレレを演奏した際、「空気が柔らかくなって良かったよ」と言っていただいたことが自信になり、親友の米ちゃんが"ウクレレ講演家"という立派な名前までつけてくれました。
とはいえ、当時の私は人前での演奏に慣れておらず、緊張で思うように演奏できないことも多々ありました。この状況をなんとか改善したいと思い立ち、「慣れるしかない」と考えて始めたのが、週に1回の路上ライブでした。
初日を今でも鮮明に覚えています。
恥ずかしさと緊張で何度も「本当にやらないといけない?やめておこうか」と逃げ出しそうになりました。それでも、「0を1にするためだ」と自分を奮い立たせて挑戦しました。
初めの頃は緊張で手が震えたり、声が上ずったりすることもありましたが、続けるうちに少しずつ慣れていきました。
1年半が経った今、あの初日の緊張感がまるで別人のように感じられるほど平気になりました。この変化は、継続することで得られる力を教えてくれました。
最終回のライブでは、親友の柿島さんが得意のオカリナを持って応援に駆けつけてくれ、一緒に「上を向いて歩こう」を合奏しました。
これがまた素晴らしい思い出となり、心から感謝しています。
他にも多くの仲間が集まり、場を盛り上げてくれたおかげで、本当に楽しい時間を過ごせました。
中には仕事の途中で来てくれた人や、去年のクリスマスに出会った中学生の男の子とも再会することができ、感動でいっぱいでした。
また、すべての歌を終えて「あぁ、終わった…」とほっと力が抜けた瞬間、思いもよらず可愛い「チューリップ」の花をいただいた時には、思わず熱いものがこみ上げてきました。
皆さん、本当にありがとうございました。
この18ヶ月間、多くの人に愛と優しさをいただき、応援のおかげで自信をつけることができました。 特に印象に残っているのは、ライブに頻繁に来てくださったさおりさんの「いつも勇気をもらっています」という言葉です。
この一言が、私が続ける勇気の源となりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この経験を通して、いくつかの大切なことに気づきました。
1. 新しい挑戦は勇気がいるが、慣れることで緊張がなくなり、自信がつく。初めの一歩を踏み出すことの重要性を学びました。
2. 続ける力は自分を成長させる。継続がもたらす力強さを実感しました。
3. 時間の余裕が楽しさを生む。以前は待ち合わせ時間ギリギリに到着しようとしていましたが、30分早く着く余裕を持つことで、ウクレレを楽しむおまけの時間ができました。
ウクレレ路上ライブは卒業しましたが、これからもあの場所を通るたびに、この思い出を大切に胸に刻みたいと思います。
また、他の駅で待ち時間に少し演奏するなど、気軽にウクレレを楽しむ機会を作っていきたいです。この1年半の経験は、私にとって大きな財産となりました。これまで支えてくださったすべての方々、そして一緒に歩んでくれた盲導犬のシエルに心から感謝します。
これからも新しい挑戦を楽しみながら、自分の成長を続けていきたいと思います。
来週の水曜日も、きっとシエルが習慣で会場の方向に行こうとすることでしょう。
にこっ! 亀ちゃん
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