◇信頼するということ

私の相棒・盲導犬「ミッケル」との一緒の時間が増すにつれ、お互いの信頼関係も深まってきました。

言葉は通じなくても、相手の様子で分かるものが増えてきました。

私がパソコンに熱中していたら、ミッケルが寄ってくる時があります。

敷物をくわえながら「引っ張り合いをして遊ぼうよ」と、私のお腹のあたりに押しつけてきます。

また、夕方のご飯時間が近づくと、私の膝に顎を乗せてきて、「そろそろご飯じゃなーい?」と催促します。

休みの日の夕方、私がパソコン作業を終え、お風呂に入ろうと思い「さぁっ」と口に出すと、ミッケルは黙ってサッと立ち上がり、トコトコトコっと自分のハウスのケージ(ゲージ)に入るので、「よく分かるねぇー」と褒めてやります。

その他にも、トイレの時、ブラッシングの時、散歩に出かける時など、的確に私が望む行動をしてくれ、すごいです。

今朝の散歩の時の出来事です。

いつもの里山の道を鳥の声を聞きながら、一緒に歩いていました。

すると急にミッケルが止まりました。

何か匂いでも取っているのかなと思い先を進めましたが、頑として動こうとしません。

何か道をふさぐ物があるのかなと、白杖で辺りを探りましたが、足下には何もありません。

ミッケルとの共同訓練の時に先生から「盲導犬は、ただ素直に命令に従うだけでなく、何か問題があれば指示に従わないように教育されています」の言葉を思い出し、何かは分かりませんがミッケルの意志を尊重し、そこから引き返すことにしました。

「ミッケル、じゃあ帰ろうっ」と言うと、サッとUターンして元気に歩き出しました。

相手を信頼し、意志を尊重することで信頼関係が深まることを、ミッケルから学んでいます。

あの先に何があったのかを今でも知りたい気持ちはありますが、ミッケルを信じたならそれに従い、それに任せ「あれで良かった」と、思うようにしています。

ミッケルも私に任せてくれていますから。 にこっ!  亀ちゃん

※写真は前回に続き、奈良県の大野寺で写したものです。

コブシの花に拳をあげる(笑)

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