◇ミッケルと成長した一年

  盲導犬「ミッケル」とパートナーを組んで、今日でちょうど1年です。 

1年前のこのブログを読み返してみたら、

【この先、一つひとつ問題を乗り越えて、お互いに成長していきます。】

と書かれてありました。 

本当にミッケルと一緒に一つひとつ問題を乗り越えて、お互いに成長してきたと思います。 

 その成長の一つに「排泄」のことがあります。 

当初「盲導犬に街中で排泄をさせては、ミッケルだけでなく、盲導犬全体に恥をかかせることになるから、絶対に失敗をさせてはならない」と考え、いつも神経を使っていました。 

それでも、ミッケルにも体調があり、失敗することがあったのですが、そんな時、通りがかりの人達が優しく手伝ってくれたり、お礼をいう私を励ましてくれたりしました。 

そんな体験をするうちに、私が思っているよりも世間の人は「優しく見てくれている」と思えるようになり、気持ちが楽になりました。 

 ある知り合いの方から聞いた話です。 その方の知り合いの盲導犬ユーザーが、歩いている途中に盲導犬の排泄を察知し、させないようにと、尻尾を押さえながら「本当は出させてやりたいのですがねぇ」と、話されたということでした。 

それを聞き、私もまったくその通りだと共感しました。 

 前に私もそんな経験をしたのですが、その時一時は治まっても、結局その後で出してしまうということがありました。 

それで私は「もう、我慢をさせるのは辞めて、出したい時に出させてやろう」と考えを変えました。 ただ、一端下に落としてしまうと、拾うのも大変だし、床が汚れたらきれいにするのも大変です。 

 そこで「じゃあ、下に落ちてしまう前に、何とかビニール袋で受け取れば、かなり問題は小さくなると考え、察知する能力と、キャッチする能力を高めようと修行(笑)をしました。 

その結果、今ではかなり高い確率でキャッチ出来るようになりました。 

うまくキャッチ出来た時は野球のファインプレーをした選手のように、ドヤ顔の喜びさえ出るようになりました。 クスッ! 

 この「排泄問題」で、ストレスを喜びに転換出来たように、この先も一緒に成長し、喜びを増やしていきます。 

ミッケル、いつもありがとう。 

これからもよろしくね。 

私もさらにキャッチング技術を高めるからね。 にこっ!  亀ちゃん


 ※写真は散歩の途中で「お座り」や、「横に来なさい」などの基本動作の訓練をうまくこなし、いっぱい褒めてもらうミッケルです。 

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