◇小さな、小さな幸せ物語
コロナウイルス問題は先が見えず、世界中の大きな大きな問題です。
そんな中。 今回は「それがどうした」の内容なのですが、私にとっては大きな発見と喜びなので聞いてください。
日に数度、私の盲導犬ミッケルの排泄の世話をします。
前にも書きましたが、出してくれた時はミッケルと共に「出たねぇ~♪ 良かったねぇ」と大喜びをします。今回は、その後の処理の話しです。
ウンチもシッコもそうなのですが、ビニール袋(レジ袋の小さいサイズ)をベルトでセットして、その袋の中に出してもらいます。
例えば、オシッコ。
大喜びをした後は、ビニール袋の持ち手を持ち、こぼさないようにトイレまで運びます。
そぉーっと気を付けて運びます。
緊張の時間です。
そしてトイレに流すのですが、これがなかなか難しい。
袋の持ち手を両手で持ち、中の液体を流そうとすると、コップから出すのとは違い、 フニャフニャしてなかなか出てくれないのです。
目が見えないので、便器の外にこぼれないように気を使います。
流した後は、そのビニール袋を捨てる前に水で洗うのですが、どうしても袋の持ち手や、流れた部分が濡れているので、手が濡れてしまいます。
ミッケルと付き合うようになり、少々オシッコが手に付くことくらい、結構平気になっているのですが、濡れないに越したことはありません。
これが共同訓練合宿の時も、我が家でもストレスで、ずっと「何かうまい方法はないかな?」と考えていました。
先日、ついに見つけました。
うまい方法、ミッケルです。
先ず、オシッコの入ったビニール袋の底を、包むように右手で持ち(あたたかぁーい・ 笑)、
その上あたりを親指と人差し指できつくつまみます。
左手で袋の上の部分をひっくり返しながら、右手にかぶせていきます。
ひっくり返った状態で、両方の持ち手を左手で引っ張るように握ります。
後は右手を、便器の内側を確認しながら中央あたりに持って行き、逆さにして大切に包み込んでいた部分を開放します。
ジャーッと流れたと同時に、トイレの水を流し、右手はそのまま袋をかぶせたままジ ャブジャブと洗います。
それから、ひっくり返ったままの袋の中で、手のひらをグッパー、グッパーしながら水を切ります。 そして右手で、中の袋をつまみながら手繰り寄せ、最後はひっくり返してビニール袋の上部をくくります。
この技を見つけてからは、両方の手が全く汚れず、濡れません。
良い方法を見つけたという満足感で、処理が楽しくなりました。
面白いなぁと思いました。
嫌だったストレスが、楽しくなるのですから。
「毎日、考えて、考えて、考えていたら、良い方法が見つかる」を体験出来ました。
心配も多い世の中ですが、こんな些細なことで幸せを感じられる日々にも感謝しています。
これからも、ミッケルと一緒に「小さな幸せ」を見つけていきます。
小さな、小さな幸せ物語でした。
にこっ! 亀ちゃん
追伸
写真は我が家の庭で写した「ラッパスイセンの花とミッケル」です。
ミッケルはコロナは関係なく、幸せそうです。 (笑)
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