◇縦割らぬ行政

 週に1度通る大阪市内の歩道があります。 

私が行く目的地は信号を渡り、145歩ほど歩いたところにあります。 

その歩道は「点字ブロック」が敷いてあるので、白杖だけで歩いていた時も、割と安心して歩ける道でした。 

1、2カ月くらい前でしょうか、知人の手引きで点字ブロックの上を歩いていたら突然何かにつまづき、転びそうになりました。 

「何っ?」と私が尋ねると「あぁ、工事をして後処理がちゃんと出来ていないので、点字ブロックが浮いていますね」と教えてくれました。 

それからは気を付けようと思っていたのですが、週に1度のことで忘れていたり、ブロックが浮いてる場所が分からないので、それからも何度かつまづくことがありました。 

先日はミッケルと一緒だったのですが、私がつまづいて飛び上がったので、ミッケルも驚いて思わず飛び上がりました。 

「これは、いかんなぁ…。このままだといつまでも治る気配はないし、他の人もきっとつまづくだろう。しかし、誰に言ったもんだろう」と考えました。 

 取りあえず区役所に電話で聞いてみようと、区役所のそれらしい部署をネットで検索し電話を掛けてみました。 

つながったところは代表電話のようでした。 

「私は西亀と言う盲人なんですが、市内の点字ブロックが浮いていて危険な場所があるのでお伝えしたいのですが、どちらに掛けたら良いか分からず、こちらに掛けたのですが、どうしたらいいでしょう?」 

すると「点字ブロックに関することはここではなく、○○というところになります」と区役所ではないところの名前を教えてくれました。 

それで「そうですか、私は目が見えないので、こちらに掛けるのも苦労しました。すみませんが、そちらの担当の方からお電話をいただけるわけにはいきませんか?」と頼んでみました。 

すると少し保留の時間があり「分かりました。そういうことでしたら、担当のところに連絡をして、そちらから電話をしてもらうことにします」と、丁寧に答えてくれました。 

 1時間後、担当の方から電話があったので、場所と詳細をお伝えしました。 

そして「直るまでは注意して歩く覚悟が要りますから、大たいどれくらいの時間が掛りますかねぇ?」と尋ねたら「早急にやるようにします」と答えてくれました。 

「それは助かります。お年寄りとかは本当に危ないですもんね。早く対応していただき、ありがとうございます」とお礼を伝えると「通報をありがとうございました」とお礼を言ってくださいました。 

電話を切って、皆さんの対応ぶりにとってもホッコリした気持ちになりました。 

そして、よく分からなくても「先ず一歩を踏み出せば、何とかなるもんだ」と思いました。 

「縦割り行政」でない、素晴らしい対応でした。 

にこっ!  亀ちゃん

 ※写真は今日はバスと電車を乗り継いで。

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