◇小さな勝利宣言

 先日、ミッケルの歯磨きをしていて思ったことです。
歯磨きの時、先ずワンちゃん用の煉り歯磨きを歯ブラシにつけます。
目が見えない私はチューブからどれくらい出ているのかが分からないから、先に歯磨きのチューブから人差し指に出し、それを歯ブラシに塗りつけるようにしています。
このやり方は、目が見えない私が前に、自分の歯磨きの時に考え付いたやり方なのですが、そのことで思い出したことがあります。

当時、まだ少しだけ目が見えていた私が職場があるビルの洗面所で昼食の後、これをやっていました。
ふと近くに人の気配を感じて、横を見ると掃除のおばさんがじっと私のしぐさを観ていました。
「ん? 何でしょう?」と私が尋ねたら、そのおばさんが「私の子も目が悪いので、どうやってされるのかなぁと思って見せてもらっていたのですが、そうやれば良いんですね」と、良いことを聞いたという感じで答えてくれました。

話をミッケルに戻して。
歯磨きが着いた歯ブラシの頭を人差し指で押さえ、歯ブラシと指と一緒にミッケルの口の中に入れ、磨いてやるのですが、はみがきにワンちゃんが好きな味がついているらしく、嫌がらず美味しそうににペロペロ舐めながらやらせてくれます。
私は右利きなので、右の奥歯から徐々に前歯に移動させ、歯ブラシをちょっと持ち変えて前歯を磨きます。
すると、ミッケルは前歯の歯磨きは嫌なのかイヤイヤと首をちょっと後ろに引いて抵抗します。
ある日、ふと右側の歯の時は歯磨きがたっぷり着いているけど、左の時は少なくなっているなと思い、それからは週替わりで右と左の順番を変えるようにしました。
それでも、やっぱり前歯の時は、嫌がります。
今回、「そうだっ、前歯からやってみてはどうだろう?」とひらめき、やってみました。
すると歯磨きに味がたっぷりついているので、嫌がらずにペロペロしながら、やらせてくれるようになりました。
「やったっ どぉ?」
私の小さな、小さな勝利宣言でした。(笑)
毎日の当たり前を、ちょっと工夫することを、ミッケルが教えてくれています。

ミッケルとユニットを組んで、20日でちょうど9カ月。
小さな小さな成長を一緒に楽しんでいます。
これは余談ですが、ずっと前にこのハブラシに歯磨きを乗せる方法をあみ出し「これは使えるっ」と、喜んだ後の話です。

その時は私が一人でした。
食卓で煉りガラシを皿に取る時に、そうそう、指につければいいんだと、指に辛子を出して皿に煉りつけました。
その後、さて、この指、どうする…。
歯磨きの時は、水道ですぐに洗えるので問題はなかったのですが、辛子の時は状況が違います。
仕方がないので辛いのを覚悟して、ペロッと指を舐めました。 
ツーンっ。
それからはやっていません。 
にこっ!  亀ちゃん

※前回のブログで管理人さんが「youtubeで聞けるようにしてくれた」という話を書きました。
私は見えないので、ただ音だけを聞いたのですが、見てくれた人が「すごいね。写真や歌詞まで付けてあるね」と、褒めてくれました。
そうだったの…と、改めてこの場を借りて管理人さんに感謝です。
いつも丁寧なお仕事、ありがとうございます。

写真はミッケルが電車の車内で「こりゃ、楽だワンっ!」

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