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交野市の中学校で講演会

◆ひとりごと 2018年11月20日(人生を楽しく送ること) 


11月12日(月)に、交野市にある中学校で、1年生を対象にした講演をやらせていただきました。

体育館に集まった生徒の皆さんは、とても元気よく私を迎えてくれました。

最初に「私は西亀真と言います。亀さんと呼んでください」と、言った瞬間に、

中ごろの男子生徒が「亀さーんっ!」と、声を出してくれ、空気が和みました。

終始、温かい空気に包まれ、とっても話しやすい講演でした。

私の本にも書いた、盲学校で体験した夏休みの話や、人生のパズルの話、

日本全国47都道府県とニューヨークの一人旅の話などを聞いてもらいました。

皆さん、とてもよく聞いてくれ、終わった時には想像をはるかに超える大きな拍手をプレゼントしてくれました。

「あぁ、ここでやらせていただき、本当に良かった」と、幸せな気持ちになれました。

帰ってからも「目が見えなくなった私でも、子ども達に何か伝えられることがあるっ

て、嬉しいな」と、幸せな毎日でした。

数日して、担当の先生から郵便が届きました。

何と、生徒の皆さんからの感想文でした。

読んでもらううちに、涙が溢れて来ました。

「こんなにも私の話をしっかり聞いてくれていたのか。こんなにもこれからの人生に

役立てようとしてくれているのか…」と考えたら、感激で涙がこみ上げて来ました。

余りにも嬉しかったので、ここに感動を皆さんと共有させていただきます。


【西亀さんが人生をパズルにたとえることが本当にいいなと感激しました。

どんなに嫌なことがあってもそれを乗り越えることによって、次のピース(幸せ)が訪

れることを知って本当に良かったと思いました。

私はプリントの右側、裏、そして表の左側が全てうまるくらいたくさんメモしました。

なぜなら、おっしゃっていることが全て素晴らしく、お手本となるような事だったからです。

私の人生を送ることに大きくこのお話が大きく携わることと思います。

ですので、人生を楽しく送ることを教えてくださった西亀さんに、たくさん感謝したいと思います。

私も一度ものすごく苦しいことがあったけど、その時はどうしたらいいか分かりませんでした。

でもこれからは、この言葉を大切にしたいです。】


他にも、素敵な言葉を沢山、沢山いただきました。

私は今、本当に幸せです。

ある人が私に言ってくれました。

「亀ちゃん、目が見えなくなって、本当に良かったなぁ」と。

目が見えていたら、この中学校に行かせてもらうことはなかっただろうし、この幸せ

を感じることはなかったと思います。

話を聞いてくれた素直で、素敵な中学生の皆さんに感謝します。

そして、こんなに幸せに感じさせてくれている周りのすべての皆さんに感謝します。

ありがとうございます。

 このご縁に感謝して…。  亀ちゃん


松山盲学校で講演会

10月22日

気持ちの良い秋晴れの朝です。

私を乗せた新幹線が風を切って、走り出しました。

今日の私の行き先は愛媛県立松山盲学校です。

「ようやく、この日が来たかぁ」と、あの日を思い出します。

あれは私が自信をつけるために「全国47都道府県・一人旅」を始めた名古屋でのことです。

「すみませーん」を言い慣れるために始めた一人旅でしたが、それを知らないで助けてくれる人は、ご自分の用事は置いておいて、わざわざ遠回りをして私を助けてくれます。

私は「ありがとうございます。お急ぎでないですか?すみませんね」とお礼を言いながら心が痛みました。

「自分の‘わがまま’で、こうして人に迷惑を掛けて良いのだろうか…。この先、まだまだ沢山の方に迷惑を掛けてしまう。このまま続けていいんだろうか…。」

でも、その時に考えたのが「今は沢山の方に助けていただき、迷惑を掛けるばかり。だけど、この全国を回った後の私は、絶対勇気と自信を手に入れているはず。その時は社会の皆様に対して、必ず、必ず恩返しをさせていただきますから、どうぞ今は、私の‘わがまま’を許してください…。」と、誓いました。

私の著書「幸せの入り口屋 いらっしゃいませ」の出版記念講演を開く時、「この講演会の収益金を使い、全国の盲学校を周り、私のような中途失明の人や、子供達、そしてお父さんや、お母さんに私の話を聞いていただき、少しでも、ほんの少しでも未来に新しい幸せの入り口を見つけていただきたいな」と、志を立てました。

私の出身の盲学校の校長先生を通じて、全国70数カ所の盲学校の校長先生宛に私のメールを送ってもらいました。

続いて、全国の盲学校の校長先生宛に、私の思いを書いた手紙と私の本を贈らせていただきました。

そんなことがあり、今回の松山盲学校に行かせていただくことになりました。

嬉しいです。

「ようやく、この日が来たかぁ」です。

この後、出会わせていただく大切な皆さんに、私の感謝と皆さんのお幸せを祈る気持ちを、お伝えして来ます。

岡山から松山に向かう特急「しおかぜ」が私の「ワクワク」を乗せて、快適に走っています。



松山駅には、校長先生と慶子先生が迎えに来てくださっていました。

大体こんな時は、相手の方が盲人に慣れておられないので、まごまごされるケースが多いのですが、スムーズな介助に、さすがプロと思いました。

「はじめまして」とても感じの良いお二人で、一瞬にして安心出来ました。

盲学校に着き、いよいよ体育館へ。

愛媛県立松山盲学校、創立111年の記念式典の2部の講演でした。

小学生から大人まで、教師の皆さんを含め、総勢80名の方達です。

講演が始まり、先ず自己紹介をしました。

ここは盲学校ですから、盲学校用の自己紹介をしました。

「西亀真と言います。身長は180センチ、体重は73キログラム、ゴミよけの目がねを掛けていて、めっっちゃイケメン(…じっくりためて)と言って欲しいと思っています」と話しました。(笑)

後はいつものように、全国47都道府県と、ニューヨークの一人旅の話などをしました。

皆さん真剣に聞いてくれ、とても話しやすかったです。

終わって大きな拍手をいただきながら「ありがとうございます。私の長年の思いを叶えていただき、ありがとうございました。」と、深々と頭を下げました。

最後に退出の時のお見送りの拍手が、私が体育館を出てからも聞こえていました。

ありがたいなぁと思いながら、「そうか、感謝の気持ちを込めて拍手をしてくれているのもあるだろうけど、もし、私なら目が見えないので、もう体育館を出たのか、まだなのかが分からないから、拍手を止めないかもね」と、ふと、そんなことを思いました。

今回、本当に行かせていただいて良かったです。

皆さんの心に何か一つでも「幸せの入り口」を見つけていただけたなら、こんな嬉しいことはありません。

私と同じように盲人としての道を歩く、彼たちの幸せを心から祈りました。

この機会を作ってくださった校長先生に、心から感謝いたします。 


「幸せの入り口屋」亀ちゃん